ARKインベストは、人工知能(AI)エージェントが2030年までにオンライン消費支出の8兆ドルを促進する可能性を予測した。
この予測は、主要企業が自律的なデジタル取引を支えるインフラ構築を競うなか、AI主導のコマース分野における成長機会の拡大を浮き彫りにしている。
最新の「Big Ideas 2026」レポートで、ARKインベストはAIエージェントがオンライン取引の割合を拡大するとの見通しを示した。2025年にはデジタル支出の2%だった割合が、2030年には約25%まで高まる可能性があるという。消費者が知能化したシステムに購買判断を委ねる傾向が強まっている。
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レポートは他のAI主導セグメントでも高成長を見込む。ARKインベストによれば、AIによる検索は2025年に世界検索トラフィックの10%を占め、2030年には65%となる見通し。
さらに、AI仲介による消費者収益も現在の約200億ドルから、2030年には約9000億ドルへと拡大するという。年平均成長率は105%。
AI主導のコマースへの関心が高まるなか、各社は自律型デジタル決済に対応したインフラを相次いで導入している。
5月7日、アマゾン・ウェブ・サービスは「AgentCore Payments」サービスを発表した。このサービスにより、AIエージェントはAPI、ウェブコンテンツ、MCPサーバー、他のAIエージェントなどのサービスに即時アクセスし、支払いを行うことができる。
ソラナ財団とグーグルクラウドは「Pay.sh」を発表した。これはAIエージェントがソラナネットワーク上でステーブルコイン決済を完了できるマーケットプレイスである。アンカレッジ・デジタルもエージェンティック・バンキングを開始した。
これらの動向から、暗号資産による決済インフラやステーブルコインが、AI主導の次世代デジタルコマースに大きな役割を果たす可能性がある。
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