ビットコインは8万1,000ドル超を維持している。トレーダーはトランプ米大統領によるイランへの警告、消費者物価指数(CPI)インフレ指標、およびパウエルFRB議長の最終週を注視している。ビットコインは8万1,000ドル超を維持している。トレーダーはトランプ米大統領によるイランへの警告、消費者物価指数(CPI)インフレ指標、およびパウエルFRB議長の最終週を注視している。

ビットコイン8万3400ドル視野 トランプ氏イラン警告とCPI控え警戒

2026/05/11 03:27
11 分で読めます
本コンテンツに関するご意見・ご感想は、crypto.news@mexc.comまでご連絡ください。

ビットコイン(BTC)は週末に8万1000ドルを上回った。今週はインフレ指標と政治的緊張が重なるため、トレーダーは慎重姿勢。次のテクニカル目標はフィボナッチ予測に基づき8万3400ドル。RSI上昇もあり、モメンタムの継続が示唆される。

投資家は火曜日の消費者物価指数(CPI)、水曜日の生産者物価指数(PPI)、木曜日の小売売上高の発表を控える。OPECの月報も週半ばに公表される。金曜日はジェローム・パウエルFRB議長の最終任務日。

トランプ氏、イランへの警告で地政学リスク高まる

ドナルド・トランプ氏は、イランが47年間にもわたり米国を欺いてきたと非難。同氏は投稿でオバマ前大統領を名指しした。トランプ氏は、オバマ政権が現金17億ドルなど、数十億ドルをテヘランに渡したと主張。

トランプ氏は、これが「何に使えばよいかわからないほどの」棚ぼた資金だったと表現した。同氏によれば、この資金がイラン政権に金融的な命綱をもたらしたという。ただし、新たな制裁や軍事措置には言及しなかった。

こうした発言は、ビットコインが週末に8万1000ドル付近のレジスタンスを試す中で登場。暗号資産市場全体で地政学リスクへの注目が高まった。

ビットコイン(BTC)価格パフォーマンス。出典: BeInCryptoビットコイン(BTC)価格パフォーマンス 出典: BeInCrypto

マクロ経済カレンダーがビットコインの勢いを試す

火曜日に発表されるCPIは、FRB政策への市場期待を左右する最重要指標。予想を下回る結果ならリスク資産への投資意欲につながる一方、インフレが高止まりすれば利下げ時期が後ろ倒しとなる。4月のデータは、今後2回のFOMCに向けた市場予想に影響を与える可能性。

水曜日にはPPIとOPEC月次石油見通し、木曜日の小売売上高、金曜日の鉱工業生産も重要。また、各発表ごとに数分以内にFRBの利下げ観測が変動する展開になりやすい。

ビットコインが8万3400ドルに到達するか、下落に転じるかは、今週、トランプ氏のイラン発言と米国経済指標の交錯次第。パウエルFRB議長の最終セッションも不確定要素となる。

ビットコイン、200日EMA突破なら8万3400ドル目標か

一方、ビットコインは本稿執筆時点で8万1269ドルで推移。過去1か月間の上昇チャネルを維持しつつ、200日指数移動平均線(EMA)8万2036ドルが上値抵抗帯となっている。

2月の安値6万ドル付近から約35%反発。現物ビットコインETFへの資金流入再開が下支え。ただし、モメンタム指標は依然まちまちな動きで、1月末から反発局面でことごとく上値を抑えてきた長期トレンドライン目前で停滞中。

ビットコイン価格パフォーマンス 出典: TradingViewビットコイン価格パフォーマンス 出典: TradingView

ビットコインRSI、65超で買われ過ぎリスクも

日足チャートの相対力指数(RSI)は65.56、移動平均値は61.89。いずれも中立基準の50を大きく上回り、短期的な価格主導権は買い手優勢といえる。

このモメンタム指標は、2月の急落以降のビットコインの着実な値戻りを示す。RSIは3か月前の売られ過ぎライン到達以来、途切れなく上昇。これはBeInCryptoの弱気相場分析においても同様の回復が観測されている。

ただし現在水準には警戒も必要。70を超えると買われ過ぎゾーン入りとなる。今回のRSIは、1月の下落局面以降で最高水準。過去をみると、日足RSIが70を上回ると短期的な調整局面を迎えやすい。

明確な上抜けには売買高の裏付けが不可欠。買い手がRSIで70突破を果たせず、価格が200日EMA下を維持するままなら、価格高値とモメンタム高値の間に弱気ダイバージェンスが形成されうる。仮にRSIが日中で再び50割れとなれば、トレンド主導権が売り手に移ったシグナルとなる。

ビットコイン価格予想、チャネル維持なら8万3400ドル視野

ビットコインは、4月初旬に6万ドル付近で形成された明確な上昇チャネル内で取引されている。価格推移は上昇局面を通じてチャネルの中間線を動的なサポートとして機能させており、各調整局面で買いが入る構造となっている。

現在、200日EMAが8万2036ドルで上値を抑えている。この水準は、1月から2月にかけて複数回価格を押し返した厚い供給ゾーンに一致する。8万2036ドルを日足終値で上抜ければ、このトレンドラインを約4か月ぶりに回復することになり、複数のアナリストが予想した5月の見通しを裏付ける展開となる。

BTCがこの水準を突破すれば、次の合理的なターゲットはフィボナッチ61.8%戻しの8万3399ドルとなる。この水準はチャネル上限に位置し、利益確定売りを促すコンフルエンスゾーンを形成する可能性がある。

チャネルから算出される値幅を考慮すれば、買い手が8万3400ドル付近の供給を吸収した場合、数週間かけて約8万6500ドルまで上昇するシナリオが示唆される。

弱気転換の否定ラインはフィボナッチ50%戻しの7万8915ドル。日足終値でこのサポートを割り込めばチャネル構造が崩れ、フィボナッチ38.2%戻しとなる7万4431ドルの再テストに発展する。

その下は、フィボナッチ23.6%戻しの6万8884ドルが最後のサポートとなり、これを割ると2026年に向けた中長期の回復シナリオが崩れる格好となる。

現物ETFへの継続的な需要が主な上昇要因となっている。4月下旬の9営業日にわたり、純流入額は約27億ドルに達し、ブラックロックのIBITやフィデリティのFBTCが大半を占めた。

米国の現物ビットコイン商品全体で資産総額が1千億ドルを突破し、2026年初頭に指摘された弱気リスク要因がある中でも、チャネル下限を維持する安定した買い需要を支えている。

今後2週間でビットコインが200日EMAを突破できるか、それとも反落するかが、6月に向けたトレンドの方向性を左右する。

免責事項:このサイトに転載されている記事は、公開プラットフォームから引用されており、情報提供のみを目的としています。MEXCの見解を必ずしも反映するものではありません。すべての権利は原著者に帰属します。コンテンツが第三者の権利を侵害していると思われる場合は、削除を依頼するために crypto.news@mexc.com までご連絡ください。MEXCは、コンテンツの正確性、完全性、適時性について一切保証せず、提供された情報に基づいて行われたいかなる行動についても責任を負いません。本コンテンツは、財務、法律、その他の専門的なアドバイスを構成するものではなく、MEXCによる推奨または支持と見なされるべきではありません。

KAIO グローバルデビュー

KAIO グローバルデビューKAIO グローバルデビュー

手数料0のKAIO取引で、RWAブームに乗ろう