金(XAU)は4,376ドルのサポートゾーンに向けて下落傾向を強めている。5月15日に並行三角形を下抜けし、きょうは2%下落の4,410ドル近辺で推移。
日足・4時間足ともに下げ圧力の強まりを示している。RSIでは売られ過ぎ領域への到達が顕著で、ボリンジャーバンド幅パーセンタイル(BBWP)の拡大も下落トレンドの強さを裏付け。
4時間足では、金価格が下降並行チャネルの中心線を下回った。現在は構造の下限バンド付近、0.618フィボナッチリトレースメントの4,376ドル上で推移。
4時間足RSIは27まで低下し、深い売られ過ぎを示している。一方、BBWPは極めて高い変動性圏に到達。これは反転より方向継続が起きやすい兆候。
4,609ドルのチャネル中心線を回復できれば、短期の弱気シナリオが一服したシグナルとなる。それまでは下限バンドへの下落が主要なトレンド継続と一致。BeInCryptoは過去記事で同様の弱気パターンを指摘していた。
日足でも同様の弱気構造が確認できる。ただし、日足RSIは36で、4時間足の極端な売られ過ぎより高い水準。この差により、直ちに大きな反発なく高次時間軸の下落継続にも余地がある。
日足BBWPは数週間低水準で推移した後、拡大に転じている。過去の経験では、収縮局面からのボラティリティ拡大は基本的にトレンドを継続する傾向にある。このパターンは高次時間軸での下落継続を示唆。
金価格は5月15日に並行三角形の下限トレンドラインを割り込み、その後下落基調が続く。この下落は崩壊の延長線上で進行しており、反対トレンドではない。今月初めにBeInCryptoが指摘したチャネルブレイクアウトパターンと重なる動き。
日足チャートでは、当面の節目は0.618フィボナッチの4,376ドル。ここを明確に割ると、次は0.786フィボナッチの4,044ドルがターゲットとなる。この水準が長期の主要サポート帯。
一方、買い手が4,376ドルを守った場合、最初の上値ターゲットは4,609ドル。より大きな反発なら、0.382フィボナッチ近辺の4,842ドルの長期レジスタンス試しが焦点。2月高値の5,600ドル超以降、同水準が反転上限となっている。BeInCryptoの2026年5月の予想でもこのレジスタンス帯を追っている。
一方、Xで活躍するアナリストCelalKucuker氏は、さらに下方向の強いシナリオを示す。同氏の予測では2026年末に3,500ドルが目標。
この見通しは、上位時間軸チャートの弱気シナリオと合致。ターゲットは4,234ドルから3,475ドルへと段階的に下値を見込む。これは、デリバティブ市場で流布する2万ドル上昇説とは対照的な展開。
現状では、日足チャネルとBBWP拡大が下方向の勢い継続を示唆。4,376ドルが持続的な売りを耐えられるまで、この見通しは優勢となる。

