この記事の要点
イーロン・マスク氏が手掛ける決済プラットフォーム「X Money」が2026年3月、ベータ版をローンチしました。
同プラットフォームは年利最大6%の預金利回りと全購入額への3%キャッシュバックを提供しており、「Robinhood Gold(ロビンフッド・ゴールド)」など既存のプレミアム金融サービスと比較しても高水準の金融特典を備えています。
ポッドキャスト「Bankless」のジョシュ・ケール氏の試算では、保険上限額の約3,950万円を満額預けた場合、年間で約240万円・月間で約20万円の利息収入が見込まれるなど、フィンテックの新たな選択肢として高い注目を集めています。
一方、マスク氏が長年にわたって公の場で支持を表明してきたドージコイン(DOGE)は今回のベータ版への統合が見送られており、同氏の仮想通貨(暗号資産)統合戦略をめぐる疑問が投資家の間で改めて浮上しています。
「X_Money」構想、スーパーアプリ戦略
イーロン・マスク氏「X Moneyがまもなく登場」仮想通貨ドージコインとの統合に期待高まる
ポッドキャスト「Bankless」のホスト兼プロデューサーであるジョシュ・ケール氏は、X上の投稿でX Moneyの具体的な内容を詳しく説明しました。
ケール氏によると、X Moneyへの預け入れ資金には最大6%のAPYが適用され、保険上限の25万ドル(約3,950万円)を満額預けた場合、年間で約1万5,000ドル(約240万円)、月間で約1,250ドル(約20万円)の利息収入が見込まれるといいます。
また、同プラットフォームに紐づくメタルカードを使用した場合、全購入額に対して3%のキャッシュバックが受けられ、この還元率は投資アプリ「Robinhood Gold」などのプレミアム金融サービスと同水準とされています。
加えてダイレクトデポジット機能により給与の直接受け取りやXプラットフォームからの収益入金にも対応しており、預金・キャッシュバック・収益受け取りのすべてが一つの統合口座にまとめられる仕組みです。
こうした魅力的な金融機能が注目を集める一方で、ドージコインのプラットフォームへの統合は今回のベータ版では見送られました。
マスク氏は以前から公の場でドージコインを繰り返し支持しており、投資家の間では「X Moneyがドージコインのメインストリーム採用につながる」との観測が長年にわたって語られてきました。
実際、2021年にマスク氏がドージコインを公に支持したことで価格が急騰した経緯もあり、X Moneyへの統合が実現すれば再び相場の上昇要因になるとの見方も、一部の投資家の間で根強く存在しています。
しかし、ベータ版のローンチ内容はフィアット(法定通貨)を中心とした構成となっており、仮想通貨サービスは限定的な提供にとどまっています。
X上でフォロワー25万人以上を持つ仮想通貨投資家のメイソン・バースルイス氏は、マスク氏が戦略的にドージコインの統合をにおわせており、今後の発表に向けた布石だとする見方を示しながら、ドージコインを長期保有する姿勢を表明しています。
X Moneyはベータ段階にあり、機能拡張や追加発表の余地は十分に残されているだけに、ドージコインとの統合が次のフェーズで実現するかどうかが、プラットフォームの今後の評価を左右する最大の焦点となっています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.74 円)
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Source:ジョシュ・ケール氏X投稿
サムネイル:AIによる生成画像



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