オマーンの国営グリーン水素部門開発機関であるHydromは、投資家が再生可能エネルギープロジェクトを建設できる300平方キロメートルの土地のオークション入札を受け付けている。
これまでに、オマーン中央地域に位置するドゥクム自由貿易区に建設されるプロジェクトに対して約100件の入札が寄せられている。入札は来月締め切られる予定だと、HydromはAGBIへの報告で述べた。
今年4月に募集された入札は、それぞれ10平方キロメートルの土地が割り当てられる3つの別々のプロジェクトに授与される予定だ。
Hydromは、落札者に対して土地リース料の90パーセント削減や10年間の法人税免除などのインセンティブを提供している。
同社は2026年第2四半期中に落札者へ授与する予定だ。土地リース期間は47年間となる、とHydromは述べた。
2022年に設立されたHydromは、国営のEnergy Development Oman(EDO)が所有しており、企業にグリーン水素への投資を呼びかけ、プロジェクトを監督することを目的としている。
Hydromの生産目標は、2030年までに100万トン、2040年までに375万トン、2050年までに850万トンだ。
オマーンは2050年までにガス排出量ネットゼロの達成目標を設定している。また、2030年までに電力の30パーセントを再生可能エネルギー源で生産することも目指している。
この湾岸国家は2050年までにクリーンエネルギー容量100パーセントの達成を見込んでいる。


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